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里帰り出産の流れを徹底解説!準備から自宅復帰まで

キャリーケース

里帰り出産を検討されている方の中には、「実際にどのような流れで進めればいいの?」「いつ頃から準備を始めるべき?」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、里帰り出産の具体的な流れと時期、準備すべきことについて詳しくお伝えします。

安心して出産の日を迎えられるよう、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

 

 

里帰り出産の流れは?

里帰り出産とは、妊婦さんがご実家などに帰省し、現在通院している場所とは別の医療機関で出産することです。

 

産後は育児だけでなく、体の回復にも時間がかかります。

実家で家族のサポートを受けることで、心身ともに余裕を持って赤ちゃんのお世話に専念できるのが里帰り出産のメリットです。

 

里帰り出産の基本的な流れと目安となる妊娠週数を見ていきましょう。

 

妊娠0〜15週(妊娠初期~中期)

まず、出産する産院を決定します。

地域によっては分娩を扱う施設が限られていることもあるため、早めの予約が必要です。

 

里帰り先の産院が決まったら、電話で里帰り出産を希望する旨を伝え、分娩予約を取りましょう。

この際、その時点での妊娠週数と出産予定日を聞かれるので、母子手帳を手元に用意しておくとスムーズです。

 

現在通院している産院にも、里帰り出産をすることを早めに伝えておきます。

里帰り先の病院へ渡すための紹介状を用意してもらう必要があるためです。

 

妊娠16〜27週(妊娠中期)

妊娠中期は体調が落ち着きやすい「安定期」です。

安定期に一度里帰り先の産院を受診しておきましょう。

 

担当医との相性や、ご自身のバースプランと合うかどうかを確認できます。

分娩費用についても、このタイミングで聞いておくと安心です。

 

ただし、産院によっては初診の時期に制限がある場合があります。

事前に受け入れ可能な時期を確認しておきましょう。

 

妊娠32~34週頃まで(妊娠後期)

遅くとも妊娠32~34週までには里帰りをしましょう。

転院時期は産院によって方針が異なるため、必ず里帰り先の病院に確認が必要です。

 

なお、飛行機で帰省する場合は注意が必要。

航空会社によって妊婦さんの搭乗制限があり、出産予定日の28日前からは医師の診断書が求められる場合があります。

 

出産の流れについてもっと詳しく知りたい方は、「出産の流れを完全ガイド!陣痛から赤ちゃん誕生までの全ステップ」もご覧ください。

陣痛が始まってから赤ちゃんが生まれるまでの具体的なステップを詳しく解説しています。

 

 

里帰り出産後、自宅に戻るのはいつ?

産後1カ月健診は、出産した産院で受けます。

健診でお母さんの体の回復と赤ちゃんの成長が順調であれば、自宅へ戻る準備を始める目安となります。

 

移動時の注意点

車で移動する場合は、赤ちゃん用のチャイルドシートが必要です。

渋滞を避けた時間帯を選び、こまめに休憩を取りながら移動しましょう。

 

飛行機の場合は、赤ちゃんを膝に抱いての移動は大変なので、座席の広いクラスを検討することをおすすめします。

 

自宅に戻る前にパパにお願いしておくこと

里帰り中、パパには自宅に赤ちゃんを迎える準備を進めてもらいましょう。

帰宅後の生活がスムーズになりますよ。

 

赤ちゃんの衣類やおむつ、お世話グッズで不足しているものがあれば、パパに購入しておいてもらいましょう。

通販を利用すれば、帰宅前に自宅に届けてもらえるので便利です。

 

里帰り先の実家などで使っていたベビーベッドや布団など大きなものは、自宅へ送るのか自宅で別途購入するのか、予算や置き場所を考えて決めておきましょう。

頻繁に実家に行く予定なら、両方に用意しておくと便利です。

 

なお、里帰り中は実家のご両親に頼っていた家事や育児も、自宅に戻った後はご夫婦で協力して行うことになります。

産前から家事や育児の分担について話し合っておくと、帰宅後も安心です。

 

 

里帰り出産で準備すべきこと

おむつやミルク

里帰り出産をスムーズに進めるために、事前に準備しておくべきことを見ていきましょう。

 

留守中の家のことを整理する

最低でも2カ月程度家を空けることになるため、留守中にご家族が困らないよう準備が必要です。

 

ゴミ出しの曜日や種類をカレンダーに書き込んでおく、家賃や光熱費の支払い方法を確認しておく、緊急連絡先のリストを作っておくなど、引き継ぎをしておきましょう。

普段ご自身が担当していた家事をリスト化して、家族と確認してみてください。

 

必要な持ち物を準備する

里帰り先や入院で必要になるものは、余裕をもって準備しておきましょう。

 

【入院時に必要なもの】

  • 母子手帳
  • 健康保険証
  • 病院の紹介状
  • 印鑑
  • 妊婦健診等補助券
  • 産科医療保障制度の用紙(通院していた病院で手続きをした方) など

 

【里帰り先での生活に必要なもの】

  • マタニティウェアや授乳服
  • 産後の補正下着や産褥ショーツ
  • 洗面用具
  • ナプキン
  • ベビー用品(哺乳瓶、おむつ、ベビーウェアなど)
  • 授乳クッション
  • 骨盤ベルト
  • 抱っこ紐
  • スマートフォンやカメラの充電器 など

 

荷物が多くなる場合は、事前に里帰り先に送っておくと身軽な状態で里帰りできます。

ベビー用品は通販サイトで購入して、配送先を里帰り先にしておくと便利です。

 

実家のご両親と話し合っておくこと

里帰り出産では、ご両親との認識合わせをしておくことも大切です。

 

以下のことについて、事前に相談しておきましょう。

  • 里帰りのスケジュール(いつからいつまで滞在するか)
  • 産前・産後はどの部屋で過ごすか
  • ベビーベッドや布団の設置場所
  • 陣痛が来たときの連絡方法と病院への付き添い
  • 病院までの移動手段
  • 里帰り中、どこまでサポートしてもらえるか(沐浴、食事の準備、洗濯など)
  • 実家に生活費を入れるか
  • 子育てに対する考え方の擦り合わせ

 

特に実家に祖父母が同居している場合、親世代以上に育児の考え方にギャップがある可能性があります。

昔の育児方法との違いで行き違いが生まれないよう、事前に考えを共有しておくと安心です。

 

妊婦健診費用の手続きについて

妊婦健診の助成券は、実際に住んでいる自治体でないと使えないことがほとんどです。

里帰り先では一度費用を立て替え、産後に居住地の自治体で手続きをして返金してもらう必要があります。

 

里帰り先の診察でかかった費用の領収書はしっかり保管しておきましょう。

申請のための書類も、妊娠中に取り寄せておくと手続きがスムーズです。

 

産後1カ月健診の費用についても、同様に自治体に申請すると返金してもらえる場合があります。

詳細はお住まいの自治体にご確認ください。

 

 

里帰り出産の流れを把握して安心してお産に臨もう

里帰り出産は、実家のご家族などのサポートを受けながら、心身ともにゆとりを持って産後を過ごせる出産方法です。

早めに産院を決めて分娩予約を取り、妊娠32~34週頃までには里帰りをしましょう。

産後1カ月健診でお母さんと赤ちゃんの状態が確認できたら、自宅に戻る準備を始めても大丈夫です。

 

留守中の家事の引き継ぎをしておく、実家のご両親とサポート内容を話し合っておくなど、事前の準備が里帰り出産の鍵となります。

 

今、通っている病院から別の病院への転院となるため、不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

Sola Clinicでは、里帰り出産を希望される方のご相談も受け付けております。

ご不安なことやご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

Sola Clinic」は横浜市都筑区にある女性医師による産婦人科クリニックです。

当クリニックは、お母さんが持っている力を引き出す自然なお産(Joyful birth)をサポートしています。

スタッフも全員女性ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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この記事の監修
Sola Clinic院長 渥美 陽子
渥美 陽子
Sola Clinic院長
あなたと家族の”みらい”に向けて、明るい笑顔と真心、そして安心の医療体制で、安らぎと感動を提供いたします。産科、婦人科にかかわる心配事は、程度にかかわらず何でも「Sola Clinic」までご相談にいらしてください。